1918年に創業して以来、日本のものづくりをお手伝いしてきました。カトウ工機は世界でもユニークな内部構造のタッピング加工工具を開発するプロフェッショナル集団です。最高品質のタッピングツールを提供すべく、お客様が理想とする加工方法を追求し、バネやベアリング、歯車などのからくり構造の開発、設計を担っています。
ひとりの技術者が【設計→組み立て→実験】の工程に一貫して携われるのも、カトウ工機の特徴で、完成品を手にする際には、至福の喜びを味わうことができます。また、私たちは作業環境の向上にも力を入れています。電機集塵機を各所に設置しており、使用する化学薬品も人体への影響を十分に考慮しています。人材がいのちの仕事ですから、働く環境づくりも徹底的にこだわりたいと思っています。
昭和28年、カトウ工機は日本で初めて「ネジの穴を精度高く切削加工する工具」を開発・製造しました。それがカトウタッパーです。カトウタッパーの開発により、それまで腕力仕事であった作業に変革をもたらし、日本の機械化を加速させました。以来、日本全国のお客様はもちろん、海外のお客様にも選ばれるトップシェアメーカーとして、数多くのご要望をいただいています。
重工、造船、自動車、建機、油圧機器、精密機器など、あらゆるものづくりに欠かせない「ネジ」。産業ごと、お客様ごとに異なるニーズに対して、技術者と営業がチームワークを発揮することで、最高品質の製品をお客様にご提供しています。2008年には、経済産業省「元気なモノ作り中小企業300社」にも選ばれました。
私たちは熟練の技術だけで戦おうとは考えていません。先輩技術者たちを追い抜いてしまうくらいの勢いで、貪欲に学ぶ若い力に期待しています。そして、若者にこそ世界を見て欲しいと思っています。国によるワークスタイルの違いに対して、新しいニーズを見いだせるか。文化の違いを超えて支持されるものを生み出せるか。発想のキッカケはなんだっていい。若手だからこその柔軟な発想をぜひ形にしてほしいと思います。
失敗も良い経験。難題にも面白がって挑戦して欲しい。私たちは日本トップシェアメーカーとしての誇りを胸に、これからも世界初の提案をしていきたいと考えています。ぜひ、あなたならではの力で、新たな道を切り拓いてください。
長いお付き合いをしていただいているお客様が多いため、私たちのもとにはたくさんのお悩みが集まってきます。「技術者のレベルに関わらず、一定精度で製品生産が可能となるツールが欲しい。」「機械化によって、もっと消費コストをおさえたい。」など、困った時には、まず私たちに声をかけてくださる。
このお客様からの期待が、私たちの原動力であり、「カトウタッパー」というブランドを支える根幹だと考えています。いつまでも、お客様の期待以上の製品をご提供できるよう常に革新を続けていきます。